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2017.5.10プレスリリース

愛知県における官民一体型中小企業再生ファンド「愛知中小企業再生3号ファンド」組成のお知らせ

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このたび、RISAでは、中小企業基盤整備機構、都市銀行、愛知県内地域金融機関、愛知県信用保証協会、および名古屋市信用保証協会とともに、官民一体となって地域中小企業を支援する「愛知中小企業再生3号ファンド」(総額2,200百万円)を組成しました。本ファンドの業務執行については当社連結子会社であります株式会社愛知リバイタルが行います。

本ファンドは、中小企業基盤整備機構の制度に基づき、同機構、都市銀行、愛知県内の地域金融機関、愛知県信用保証協会、および名古屋市信用保証協会などが共同で組成し、主として愛知県内の中小企業の再生を支援する「官民一体型中小企業再生ファンド」となります。中小企業の再生を支援するため、本ファンドにて主として中小企業の金銭債権や株式等を中長期的に保有し、継続的かつきめ細かい経営支援等を行います。

これまで当社は、北海道から沖縄まで全国で180を超える地域金融機関と、企業再生ならびに成長企業支援に関してファンド組成や業務提携等を行うとともに、同機構が出資する地域中小企業再生ファンドを愛媛県、埼玉県、沖縄県、千葉県、岐阜県、東京都、香川県、富山県、愛知県、三重県、熊本県において組成・運営を行ってきております。本ファンドは、17件目の官民一体型中小企業再生ファンドとなります。
また、愛知県における官民一体型の中小企業再生ファンドは、2013年3月に「愛知中小企業再生2号ファンド」を組成し、当地域の中小企業の再生支援を着実に進めてきました。本ファンドはその後継ファンドとして、当地域の中小企業再生への取り組みを一層進めていきます。

引続き、当社では、全国での企業再生、成長企業支援等を通じて蓄積したノウハウと豊富な人材を最大限活用し、本ファンドの成功ならびに地域金融機関と連携した企業再生業務を通じた地域経済活性化に向けて、全力を挙げて取り組んでまいります。

1.「愛知中小企業再生3号ファンド」の内容

(1)ファンド概要

(2)ファンド運営会社の概要

名称 株式会社愛知リバイタル
設立 2013年2月18日
資本金 20百万円
代表者 枩山 聡一郎(当社会長)
株主 当社(100%)

(3)ファンドスキーム図

2.本ファンドの特色

株式会社三菱東京UFJ銀行、愛知県内地域金融機関(株式会社名古屋銀行、株式会社愛知銀行、株式会社中京銀行、岡崎信用金庫、碧海信用金庫、瀬戸信用金庫、豊田信用金庫、蒲郡信用金庫、西尾信用金庫、豊橋信用金庫、いちい信用金庫、知多信用金庫、豊川信用金庫、半田信用金庫、尾西信用金庫、中日信用金庫、東春信用金庫、愛知信用金庫)、愛知県信用保証協会、名古屋市信用保証協会、中小企業基盤整備機構、および株式会社愛知リバイタルが出資し、官・民・地域がまさに一体となり、総力をあげて企業再生に取り組みます。企業再生業務の推進にあたっては、愛知県中小企業再生支援協議会と密接に連携し、愛知県信用保証協会、名古屋市信用保証協会にも協力をいただきながら、的確かつ迅速に対応いたします。

3.本ファンドの投資対象

本ファンドは、過剰債務により経営不振となっているものの、優良な経営資源を有する等再生が期待しうる愛知県内の中小企業を主な投資対象としています。運営に当たっては、愛知県中小企業再生支援協議会等地域の関係者と連携しながら、再生計画の策定および実行を支援するとともに、債権買取・出資・融資・社債引受等財務面からの支援を行い、さらにはハンズオンで経営支援にも取り組むことにより、投資先企業の再生を着実に進めていきます。

4.本ファンドのストラクチャー

本ファンドでは、投資事業有限責任組合法に基づくスキームを活用します。当社連結子会社である㈱愛知リバイタルが業務執行組合員としてファンド運営を担当します。また、都市銀行、愛知県内の18金融機関、愛知県信用保証協会、名古屋市信用保証協会、および㈱愛知リバイタルが民間側として出資するとともに、中小企業基盤整備機構が公的資金として1,100百万円(ファンド総額2,200百万円の50%)を出資いたします。
本ファンドの運営にあたっては、愛知県中小企業再生支援協議会、都市銀行、および愛知県内の地域金融機関を中心に、地域における経営資源やノウハウを集約するとともに、ファンド運営にあたって中心的役割を担う当社グループが、民間レベルの事業再生スキル、ノウハウを全面的に提供し、官民協働で地域中小企業の再生を支援いたします。


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