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2018.3.6プレスリリース

農業生産法人株式会社もとぶ牧場に対する沖縄活性化ファンドからの投資決定について

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このたび、RISAでは、2015年6月に沖縄県内の4金融機関(株式会社琉球銀行、株式会社沖縄銀行、株式会社沖縄海邦銀行、コザ信用金庫)、㈱地域経済活性化支援機構と共同で設立した沖縄活性化ファンドより、農業生産法人株式会社もとぶ牧場への投資を決定しましたのでお知らせします。

もとぶ牧場は、沖縄県産黒毛和牛「もとぶ牛」を生産する唯一の牧場で、2013年度には農林水産大臣賞最優秀賞を受賞しました。また、もとぶ牧場は県内の畜産・6次産業化を牽引するグループ企業の1社であり、グループ会社が「焼肉もとぶ牧場」の運営やカレー・ハンバーグ等のギフト用加工商品の販売を行うほか、島根県では「銀山和牛」を生産する島根農場を経営しています。

和牛の国内需要の減少傾向が見える昨今、世界的な和牛人気で、需要の伸びているアジア向け輸出の拡大が期待されています。一方で、畜産は沖縄の農業総産出額の約43%(内、肉用牛は22%)を占める基幹産業の一つですが、景気や市場の変動を受けやすく、安定的な経営が難しい業種であり、また、子牛を育成する繁殖農家は後継者不足の為全国的に減り続けていることから、繁殖と肥育を一貫経営化し、IT導入等による効率的で安定的な生産体制を構築することが今後一層求められています。

沖縄活性化ファンドでは、もとぶ牧場の「繁殖肥育一貫経営化・IT導入の促進」や「海外輸出の増加促進」による生産性の拡大と今後の成長は、沖縄経済の活性化につながることが期待されることから、もとぶ牧場に対する資金調達支援及び取締役の派遣によるハンズオン支援を決定いたしました。本投資では、もとぶ牧場のビジネスパートナーである伊藤ハム株式会社並びに株式会社琉球銀行の支援を受けながら、沖縄の畜産業支援・生産性向上のモデルとなるよう支援してまいります。

今後も、沖縄活性化ファンドは、地域金融機関とも協力しながら、成長資金の供給等を通じて、地域経済の活性化を支援してまいります。

1.投資先会社概要

商号 農業生産法人株式会社もとぶ牧場
本社所在地 沖縄県国頭郡本部町
代表者 代表取締役社長 坂口 泰司
設立 1989年9月
資本金 50百万円
事業内容 沖縄県産黒毛和牛「もとぶ牛」の生産
投資形態 優先株式及び社債の引受

2.「沖縄活性化ファンド」の概要

名称 沖縄活性化投資事業有限責任組合
設立 2015年6月1日
所在地 東京都千代田区
ファンド総額 2,000百万円
無限責任組合員 REVICキャピタル株式会社
株式会社沖縄活性化ソリューションズ(当社連結子会社)
有限責任組合員 株式会社琉球銀行
株式会社沖縄銀行
株式会社沖縄海邦銀行
コザ信用金庫
株式会社地域経済活性化支援機構
投資対象 沖縄県における観光関連産業の活性化および県内経済基盤の強化に資する中堅・中小事業者および新規参入業者

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