ホームニュース

2016.8.31プレスリリース

香川県における官民一体型中小企業再生ファンド「かがわ活性化ファンド」組成のお知らせ

ニュース

このたび、RISAでは、中小企業基盤整備機構、香川県内地域金融機関、および香川県信用保証協会とともに、官民一体となって地域中小企業を支援する「かがわ活性化ファンド」(総額2,000百万円)を組成しました。本ファンドの業務執行についてはRISAの連結子会社であります香川リバイタルが行います。

本ファンドは、中小企業基盤整備機構の制度に基づき、同機構、香川県内の地域金融機関、および香川県信用保証協会などが共同で組成し、主として香川県内の中小企業の再生を支援する「官民一体型中小企業再生ファンド」となります。中小企業の再生を支援するため、本ファンドにて主として中小企業の金銭債権や株式等を中長期的に保有し、継続的かつきめ細かい経営支援等を行います。

これまで当社は、北海道から沖縄まで全国で177の地域金融機関と企業再生ならびに成長企業支援に関してファンド組成や業務提携等を行うとともに、同機構が出資する地域中小企業再生ファンドを愛媛県、埼玉県、沖縄県、千葉県、岐阜県、東京都、香川県、富山県、愛知県、三重県において組成・運営を行ってきております。本ファンドは、13件目の官民一体型中小企業再生ファンドとなります。
また、香川県における官民一体型の中小企業再生ファンドは、平成25年2月に「かがわ中小企業再生ファンド」を組成し、当地域の中小企業の再生支援を着実に進めてきました。本ファンドはその後継ファンドとして、当地域の中小企業再生への取り組みを一層進めていきます。

引続き、当社では、全国での企業再生、成長企業支援等を通じて蓄積したノウハウと豊富な人材を最大限活用し、本ファンドの成功ならびに地域金融機関と連携した企業再生業務を通じた地域経済活性化に向けて、全力を挙げて取り組んでまいります。

1.「かがわ活性化ファンド」の内容

(1)ファンド概要

名称 かがわ活性化ファンド投資事業有限責任組合
設立 平成28年8月31日
ファンド形態 投資事業有限責任組合
ファンド総額 2,000百万円
ファンド出資者 株式会社百十四銀行
株式会社香川銀行
高松信用金庫
観音寺信用金庫
香川県信用組合
香川県信用保証協会
中小企業基盤整備機構
株式会社香川リバイタル

(2)ファンド運営会社の概要

名称 株式会社香川リバイタル
設立 平成25年1月21日
資本金 30百万円
代表者 枩山 聡一郎(当社取締役社長)
株主 当社(100%)

(3)ファンドスキーム図
kagawa2

2.本ファンドの特色

香川県内地域金融機関(株式会社百十四銀行、株式会社香川銀行、高松信用金庫、観音寺信用金庫、香川県信用組合)、香川県信用保証協会、中小企業基盤整備機構、および株式会社香川リバイタルが出資し、官・民・地域がまさに一体となり、総力をあげて企業再生に取り組みます。企業再生業務の推進にあたっては、香川県中小企業再生支援協議会と密接に連携し、香川県信用保証協会にも協力をいただきながら、的確かつ迅速に対応いたします。

3.本ファンドの投資対象

本ファンドは、過剰債務により経営不振となっているものの、優良な経営資源を有する等再生が期待しうる香川県内の中小企業を主な投資対象としています。運営に当たっては、香川県中小企業再生支援協議会等地域の関係者と連携しながら、再生計画の策定および実行を支援するとともに、債権買取・出資・融資・社債引受等財務面からの支援を行い、さらにはハンズオンで経営支援にも取り組むことにより、投資先企業の再生を着実に進めていきます。

4.本ファンドのストラクチャー

本ファンドでは、投資事業有限責任組合法に基づくスキームを活用します。当社連結子会社である㈱香川リバイタルが業務執行組合員としてファンド運営を担当します。また、香川県内の5金融機関、香川県信用保証協会、および㈱香川リバイタルが民間側として出資するとともに、中小企業基盤整備機構が公的資金として1,000百万円(ファンド総額2,000百万円の50%)を出資いたします。
本ファンドの運営にあたっては、香川県中小企業再生支援協議会、および香川県内の地域金融機関を中心に、地域における経営資源やノウハウを集約するとともに、ファンド運営にあたって中心的役割を担う当社グループが、民間レベルの事業再生スキル、ノウハウを全面的に提供し、官民協働で地域中小企業の再生を支援いたします。


PDF版(430kb)