MBOファイナンス
本件は、対象会社の役職員がMBO(=Management Buy Out)を企図したことを受け、RISAに相談があり、事業計画策定支援等のファイナンシャルアドバイザリーサービスを提供していました。
RISAはアドバイザリーサービスに留まらず銀行との協調融資を行うことで、本件MBOの実現を支援しました。
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当初スキーム
- ファンドが対象会社の100%株主。
- 対象会社は役職員によるMBOを企図。
- 対象会社の役職員がMBOを行うことを目的として、ファンドを通じて当社に相談。相談範囲としては事業計画の策定だけでなく、各種アレンジ等も含む広範囲なもの。
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役職員によるMBO
- RISAはMBOを遂行するため、役員・従業員の出資会社を設立し、対象会社を買収するスキームを提案。
- 買収会社は金融機関からの融資を受けることで買収資金を用意すると共に、当社も一部融資を実行することで本件スキームの円滑な実施をサポート。
- 買収会社が対象会社と合併することで、役員等によるMBO完了。
関連サービス
コーポレートアドバイザリ―
デットファイナンス
DIPファイナンス+再生支援
本件は、メインバンクが支援している対象企業につき、資金需要と再生支援計画を並行して進める必要がありRISAにメインバンクから相談があったものです。
RISAグループは資金供給を行うと同時に再生計画を策定し金融機関合意、再生支援の開始取付けを支援致しました。
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当初関係図
- 対象会社はリーマンショック以降、販売不振等により資金繰りに窮する状況に陥る。
- メインバンクとしては、まず仕掛中のPJ資金をEXITした上で再生支援のステージへ進めたい意向であるが、その為には当座の運転資金を繋ぐことが必須の状況。
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DIPファイナンスを受け再生支援の開始
- メインバンクが引き続き支援を継続。
- RISAグループは、DIPファイナンサーとして再生支援開始までの運転資金を供給。
- また、事業・財務DDを行い再生計画を策定し、対象会社の金融機関合意及び再生支援の開始取付けまでを支援。
関連サービス
コーポレートアドバイザリ―
デットファイナンス
本件は、メインバンクが支援している対象企業につき、スポンサー支援型再生を計画しており、RISAへメインバンクから相談があったものです。
RISAは当初アドバイザリー支援を行っておりましたが、資金供給の必要性が出てきたことからDIPファイナンスを実行し、円滑な再生支援をサポート致しました。
引き続きスポンサー選定からクロージングまでをサポート。M&Aを成立させ、再建が完了しました。
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当初関係図
- 対象会社は大口取引先との取引打切りにより業績悪化の窮境に陥る。
- 対象会社は地域の老舗であり、メインバンクとしては、私的整理によるスポンサー支援型再生スキームを模索。
- 係る状況下、RISAはメインバンクから再生支援の相談を受ける。
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スポンサーへ売却し、再建が完了
- RISAは、対象会社とアドバイザリー契約を締結し、再生支援開始。
- 同時に資金繰り安定化のため、DIPファイナンスを実行し、再生支援完了までの運転資金を供給。
- スポンサー候補の中から相応のシナジーが見込める優良スポンサーを選定し、クロージングまでをサポート。M&Aが成立し、再建が完了。
関連サービス
コーポレートアドバイザリ―
デットファイナンス
債権集約による再生支援
RISAが行った債権投資関連の事例としては以下の事例がございます。
RISAとしては、①金融機関と連携した再生ファンドの組成(RISAはファンドに対し出資を行う)、②金融債権者から債権買取りを行うことで債権集約の実施、③事業計画策定支援及び地元金融機関による協調融資のアドバイスを行いました。
最終的に、会社分割スキームにより新会社にて長期資金を確保しEXITとなりました。
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Phase1:ファンドによる貸付債権の買取
- 2金融債権者から債権の買取を行う
- 再生計画は、地元会計士を活用して計画を立案
- 血縁者の出資による新会社を準備
- 地元2行に新会社へのEXITファイナンスを依頼、交渉
- 支援協議会を通し、保証協会付融資を獲得
(EXITファイナンスには、設備更新資金も含む)
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Phase2:MBO
- 新会社に営業用資産を移し、事業CFによる地元金融機関からのリファイナンス(一部保証協会保証付)によりEXIT。
- リファイナンスは協調融資とし、営業上のサポートを期待。
- 従業員等には代替わりのため、会社を移したことに。
関連サービス
債権投資/サービシング