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2018.7.31プレスリリース

岐阜県における官民一体型中小企業再生ファンド「ぎふ中小企業支援3号ファンド」組成のお知らせ

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このたび、RISAでは、中小企業基盤整備機構、岐阜県内地域金融機関、岐阜県信用保証協会、および岐阜市信用保証協会とともに、地域中小企業の再生支援と地域経済活性化や雇用維持の取り組みの一環として、「ぎふ中小企業支援3号ファンド」(総額1,600百万円)を組成いたします。
本ファンドの業務執行については当社連結子会社であります株式会社ぎふリバイタルが行います。

本ファンドは、中小企業基盤整備機構の制度に基づき、同機構、岐阜県内の地域金融機関、岐阜県信用保証協会および岐阜市信用保証協会と共同で組成し、主として岐阜県内の中小企業の再生を支援する「官民一体型中小企業再生ファンド」となります。中小企業の再生を支援するため、本ファンドにて主として中小企業の金銭債権や株式等を中長期的に保有し、継続的かつきめ細かい経営支援等を行います。

これまでに当社は、北海道から沖縄まで全国で180を超える地域金融機関と企業再生ならびに成長企業支援に関してファンド組成や業務提携等を行うとともに、愛媛県、埼玉県、沖縄県、千葉県、岐阜県、東京都、香川県、富山県、愛知県、三重県、熊本県、および四国4県において同機構が出資する地域中小企業再生ファンドの組成・運営を行ってきております。本ファンドは、19件目の官民一体型中小企業再生ファンドとなります。

また、岐阜県における官民一体型の中小企業再生ファンドについては、2008年3月に「ぎふ中小企業支援ファンド」を、2013年12月に「ぎふ中小企業支援2号ファンド」を組成し、地域の中小企業の再生支援を着実に進めてきました。本ファンドはその後継ファンドとして、当地域の中小企業再生への取り組みを一層進めていきます。

引続き、当社では、全国での企業再生、成長企業支援等を通じて蓄積したノウハウと豊富な人材を最大限活用し、本ファンドの成功ならびに地域金融機関と連携した企業再生業務を通じた地域経済活性化に向けて、全力を挙げて取り組んでまいります。

1.「ぎふ中小企業支援3号ファンド」の内容

(1)ファンド概要

名称 ぎふ中小企業支援3号ファンド投資事業有限責任組合
設立 2018年7月31日
ファンド形態 投資事業有限責任組合
ファンド総額 1,600百万円
ファンド出資者 株式会社十六銀行
株式会社大垣共立銀行
岐阜信用金庫
大垣西濃信用金庫
高山信用金庫
東濃信用金庫
関信用金庫
八幡信用金庫
岐阜商工信用組合
飛騨信用組合
益田信用組合
岐阜県信用保証協会
岐阜市信用保証協会
中小企業基盤整備機構
株式会社ぎふリバイタル

(2)ファンド運営会社の概要

名称 株式会社ぎふリバイタル
本店所在地 岐阜県岐阜市金町8丁目1番地
設立 2008年1月
資本金 45百万円
代表者 成影 善生(当社代表取締役社長)
株主 当社(100%)

(3)ファンドスキーム図

2.本ファンドの特色

岐阜県内11地域金融機関、岐阜県信用保証協会、岐阜市信用保証協会、中小企業基盤整備機構および株式会社ぎふリバイタルが出資し、官・民・地域がまさに一体となり、総力をあげて企業再生に取り組みます。企業再生業務の推進にあたっては、岐阜県中小企業再生支援協議会と密接に連携し、的確かつ迅速に対応いたします。

3.本ファンドの投資対象

本ファンドは、過剰債務により経営不振となっているものの、優良な経営資源を有する等再生を期待しうる主に岐阜県内の中小企業を投資対象としています。運営にあたっては、岐阜県中小企業再生支援協議会等地域の関係者と連携しながら、再生計画の策定および実行を支援するとともに、債権買取・出資・融資・社債引受等財務面からの支援を行い、さらにはハンズオンで経営支援にも取り組むことにより、投資先企業の再生を着実に進めていきます。

4.本ファンドのストラクチャー

本ファンドでは、投資事業有限責任組合法に基づくスキームを活用します。当社連結子会社である株式会社ぎふリバイタルが業務執行組合員としてファンド運営を担当します。また、岐阜県内の11地域金融機関、岐阜県信用保証協会および岐阜市信用保証協会と株式会社ぎふリバイタルが出資するとともに、中小企業基盤整備機構が公的資金として8億円(ファンド総額16億円の50%)を出資します。

本ファンドの運営にあたっては、岐阜県中小企業再生支援協議会および岐阜県内の地域金融機関を中心に、地域における経営資源やノウハウを集約するとともに、ファンド運営にあたって中心的役割を担うリサ・パートナーズグループが、民間レベルの事業再生スキル、ノウハウを全面的に提供し、官民協働で地域中小企業の再生を支援します。


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