ホームニュース

2025.3.27プレスリリース

京都・滋賀における官民一体型中小企業再生ファンド
「京滋中小企業応援ファンド」組成のお知らせ

ニュース

このたび、RISAでは、中小企業基盤整備機構、京都府と滋賀県(以下「京滋地域」)に本店や主要な拠点を置く地域金融機関、および信用保証協会とともに、官民一体となって地域の中小企業を支援する「京滋中小企業応援ファンド投資事業有限責任組合」(総額2,000百万円、以下「本ファンド」)を組成しました。本ファンドの業務執行については当社連結子会社であります株式会社京滋リバイタルが行います。

本ファンドは、物価高の長期化や新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化を背景として、過剰債務等により経営状況が悪化しているものの、本業には相応の収益力があり、財務改善や事業見直しにより再生可能な京滋地域の中小企業を主な対象に、中長期的に金銭債権や株式等の保有や金銭の貸付等を行い、財務の再構築等を図るとともに、継続的な経営支援を行い、中小企業の再生を支援します。

これまでRISAは、北海道から沖縄まで全国で約180の地域金融機関と企業再生ならびに成長企業支援に関してファンド組成や業務提携等を行うとともに、中小企業基盤整備機構が出資する地域中小企業再生ファンドを全国各地において組成・運営を行ってきております。
京滋地域においては、本ファンドが初の官民一体型の中小企業再生ファンドになるとともに、京都府と滋賀県といった2つの地域の金融機関、信用保証協会、さらには中小企業活性化協議会が連携して中小企業の再生を支援する、画期的な取り組みとなります。

RISAグループでは、企業再生、成長企業支援等を通じて蓄積したノウハウと豊富な人材を最大限活用し、物価高の長期化や新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化により事業活動に多大な影響を受けた企業・地域の再生、そして活性化に向け全力を挙げて取り組んでまいります。

1.京滋中小企業応援ファンド」の内容

(1)ファンド概要

名称 京滋中小企業応援ファンド投資事業有限責任組合
設立 2025年3月27日
ファンド形態 投資事業有限責任組合
ファンド総額 2,000百万円
ファンド出資者 株式会社滋賀銀行
株式会社京都銀行
株式会社関西みらい銀行
京都中央信用金庫
京都信用金庫
京都北都信用金庫
滋賀中央信用金庫
長浜信用金庫
湖東信用金庫
滋賀県信用組合
京都信用保証協会
滋賀県信用保証協会
独立行政法人中小企業基盤整備機構
株式会社京滋リバイタル


(2)ファンド運営会社の概要

名称 株式会社京滋リバイタル
設立 2024年5月20日
資本金 20百万円
代表者 飯山 英輝(当社取締役常務執行役員)
株主 RISA(100%)

(3)ファンドスキーム図

2.本ファンドの特色

京滋地域における主要な地域金融機関(株式会社滋賀銀行、株式会社京都銀行、株式会社関西みらい銀行、京都中央信用金庫、京都信用金庫、京都北都信用金庫、滋賀中央信用金庫、長浜信用金庫、湖東信用金庫、滋賀県信用組合)、京都信用保証協会、滋賀県信用保証協会、中小企業基盤整備機構、および株式会社京滋リバイタルが出資し、官・民・地域が一体となり、企業再生に取り組みます。企業再生業務の推進にあたっては、京都府中小企業活性化協議会、滋賀県中小企業活性化協議会や京滋地域内の各支援機関と密接に連携し、的確かつ迅速に対応いたします。また、出資機関及び支援機関が参加する定期連絡会議を開催し、各機関との情報連携を密にすることによりファンドの成功可能性を高めてまいります。

3.本ファンドの投資対象

本ファンドは、物価高の長期化や新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化を背景として、過剰債務等により経営不振となっているものの、優良な経営資源を有するなど再生が期待しうる京滋地域内の中小企業を主な投資対象としています。金銭債権の取得・出融資・社債引受等財務面からの支援とともに、ハンズオンで経営支援にも取り組むことにより、投資先企業の再生を着実に進めてまいります。


PDF版(1,417kb)