ホームニュース

2022.10.26プレスリリース

四国4県における官民一体型中小企業再生ファンド
「しこく活性化ファンド」組成のお知らせ

ニュース

このたび、RISAでは、中小企業基盤整備機構、四国4県の地域金融機関、および信用保証協会とともに、官民一体となって地域中小企業を支援する「しこく活性化ファンド投資事業有限責任組合」(総額2,000百万円、以下「本ファンド」)を組成しました。本ファンドの業務執行については当社連結子会社であります株式会社四国リバイタルが行います。

本ファンドは、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化を背景として、過剰債務等により経営状況が悪化しているものの、本業には相応の収益力があり、財務改善や事業見直しにより再生可能な四国4県の中小企業を主な対象に、中長期的に金銭債権や株式等の保有を行い、財務の再構築等を図るとともに、継続的な経営支援を行い、中小企業の再生を支援します。

これまでRISAは、北海道から沖縄まで全国で約180の地域金融機関と企業再生ならびに成長企業支援に関してファンド組成や業務提携等を行うとともに、中小企業基盤整備機構が出資する地域中小企業再生ファンドを全国各地において組成・運営を行ってきております。
また、四国4県における官民一体型の中小企業再生ファンドは、これまで「かがわ中小企業再生ファンド」「かがわ活性化ファンド」「しこく中小企業支援ファンド」を組成・運営をしており、本ファンドはその後継ファンドとしての位置づけになります。

RISAグループでは、企業再生、成長企業支援等を通じて蓄積したノウハウと豊富な人材を最大限活用し、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化により事業活動に多大な影響を受けた企業・地域の再生、そして活性化に向け全力を挙げて取り組んでまいります。

1.「しこく活性化ファンド」の内容

(1)ファンド概要

名称 しこく活性化ファンド投資事業有限責任組合
設立 2022年10月26日
ファンド形態 投資事業有限責任組合
ファンド総額 2,000百万円
ファンド出資者 株式会社阿波銀行
株式会社百十四銀行
株式会社伊予銀行
株式会社四国銀行
株式会社香川銀行
株式会社徳島大正銀行
株式会社愛媛銀行
株式会社高知銀行
高松信用金庫
観音寺信用金庫
徳島信用金庫
阿南信用金庫
愛媛信用金庫
宇和島信用金庫
東予信用金庫
川之江信用金庫
香川県信用組合
土佐信用組合
香川県信用保証協会
徳島県信用保証協会
愛媛県信用保証協会
高知県信用保証協会
中小企業基盤整備機構
株式会社四国リバイタル

(2)ファンド運営会社の概要

名称 株式会社四国リバイタル
設立 2013年1月21日
資本金 30百万円
代表者 飯山 英輝(当社取締役常務執行役員)
株主 当社(100%)

(3)ファンドスキーム図

2.本ファンドの特色

四国4県の地域金融機関(地方銀行4行、第二地方銀行4行、信用金庫8金庫、信用組合2組合)、四国各県の信用保証協会、中小企業基盤整備機構、および株式会社四国リバイタルが出資し、官・民・地域が一体となり、企業再生に取り組みます。企業再生業務の推進にあたっては、四国4県の中小企業活性化協議会や各支援機関と密接に連携し、的確かつ迅速に対応いたします。

3.本ファンドの投資対象

本ファンドは、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化を背景として、過剰債務等により経営不振となっているものの、優良な経営資源を有するなど再生が期待しうる四国4県の中小企業を主な投資対象としています。金銭債権の取得・出融資・社債引受等財務面からの支援とともに、ハンズオンで経営支援にも取り組むことにより、投資先企業の再生を着実に進めてまいります。


PDF版(674kb)