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2024.4.11プレスリリース

岐阜県における官民一体型中小企業再生ファンド
「ぎふ中小企業支援4号ファンド」組成のお知らせ

ニュース

このたび、RISAでは、中小企業基盤整備機構、岐阜県の地域金融機関、および信用保証協会とともに、官民一体となって地域中小企業を支援する「ぎふ中小企業支援4号ファンド投資事業有限責任組合」(総額1,600百万円、以下「本ファンド」)を組成しました。本ファンドの業務執行については当社連結子会社であります株式会社ぎふリバイタルが行います。

本ファンドは、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化を背景として、過剰債務等により経営状況が悪化しているものの、本業には相応の収益力があり、財務改善や事業見直しにより再生可能な岐阜県の中小企業を主な対象に、中長期的に金銭債権や株式等の保有を行い、財務の再構築等を図るとともに、継続的な経営支援を行い、中小企業の再生を支援します。

これまでRISAは、北海道から沖縄まで全国で約180の地域金融機関と企業再生ならびに成長企業支援に関してファンド組成・運営をおこなってきております。
また、岐阜県における官民一体型の中小企業再生ファンドは、これまで「ぎふ中小企業支援ファンド」「ぎふ中小企業支援2号ファンド」「ぎふ中小企業支援3号ファンド」を組成・運営しており、本ファンドはその後継ファンドとしての位置づけになります。

RISAグループでは、企業再生、成長企業支援等を通じて蓄積したノウハウと豊富な人材を最大限活用し、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化により事業活動に多大な影響を受けた企業・地域の再生、そして活性化に向け全力を挙げて取り組んでまいります。

1.「ぎふ中小企業支援4号ファンド」の内容

(1)ファンド概要

名称 ぎふ中小企業支援4号ファンド投資事業有限責任組合
設立 2024年4月11日
ファンド形態 投資事業有限責任組合
ファンド総額 1,600百万円
ファンド出資者 株式会社十六銀行
株式会社大垣共立銀行
岐阜信用金庫
大垣西濃信用金庫
高山信用金庫
東濃信用金庫
関信用金庫
八幡信用金庫
岐阜商工信用組合
飛騨信用組合
益田信用組合
岐阜県信用保証協会
岐阜市信用保証協会
独立行政法人中小企業基盤整備機構
株式会社ぎふリバイタル

名称 株式会社ぎふリバイタル
設立 2008年1月
資本金 45百万円
代表者 飯山 英輝(当社取締役常務執行役員)
株主 RISA(100%)

(3)ファンドスキーム図

2.本ファンドの特色

岐阜県内11地域金融機関、岐阜県信用保証協会、岐阜市信用保証協会、中小企業基盤整備機構および㈱ぎふリバイタルが出資し、官・民・地域がまさに一体となり、総力をあげて企業再生に取り組みます。企業再生業務の推進にあたっては、岐阜県中小企業活性化協議会と密接に連携し、的確かつ迅速に対応いたします。

3.本ファンドの投資対象

本ファンドは、過剰債務により経営不振となっているものの、優良な経営資源を有する等再生を期待しうる主に岐阜県内の中小企業を投資対象としています。運営にあたっては、岐阜県中小企業活性化協議会等地域の関係者と連携しながら、再生計画の策定および実行を支援するとともに、債権買取・出資・社債引受等財務面からの支援を行い、さらにはハンズオンで経営支援にも取り組むことにより、投資先企業の再生を着実に進めていきます。

4.本ファンドのストラクチャー

本ファンドでは、投資事業有限責任組合法に基づくスキームを活用します。㈱リサ・パートナーズ連結子会社である㈱ぎふリバイタルが業務執行組合員としてファンド運営を担当します。また、岐阜県内の11地域金融機関、岐阜県信用保証協会および岐阜市信用保証協会と㈱ぎふリバイタルが出資するとともに、中小企業基盤整備機構が8億円(ファンド総額16億円の50%)を出資します。
本ファンドの運営にあたっては、岐阜県中小企業活性化協議会および岐阜県内の地域金融機関を中心に、地域における経営資源やノウハウを集約するとともに、ファンド運営にあたって中心的役割を担うリサ・パートナーズグループが、民間レベルの事業再生スキル、ノウハウを全面的に提供し、官民協働で地域中小企業の再生を支援します。


PDF版(630kb)

ぎふ中小企業支援4号ファンドの組成で、官民再生ファンドは累計25件、その運用総額は600億円超となります。

 

事業内容/サービス>地域企業再生ファンド

 

RISAグループでは、現在、中小企業基盤整備機構が出資する官民再生ファンドを中心に全国で16の地域ファンドを運営しています。