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2015.3.20プレスリリース

とうきょう活性化基金によるインスペック株式会社に対する融資決定について

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このたび、RISAでは、株式会社東京都民銀行および株式会社日本政策投資銀行と共同で出資・運営をしております「とうきょう活性化基金投資事業有限責任組合」の第4号案件として、インスペック株式会社に対する融資(シニアローン)を決定いたしました。

当ファンドは、都民銀、DBJ、およびリサの連携のもと、首都圏に一定の事業基盤を有する中堅・中小企業に対し、事業基盤の改善・強化や一層の拡大・成長を支援するために平成26年9月に設立され、これまで、本件を含め、累計4件を実行及び決定しています。

インスペック株式会社は、世界で随一と評される画像処理技術等を有し、世界の大手ICメーカーや精密基板メーカーから高い評価を受けるハイエンド基板検査装置の研究開発型メーカーです。
昨年9月にはバーチャルスライドシステムのパイオニアである株式会社クラーロにスポンサーとして参画しております。今般、プリント基板製造装置の有力メーカーであるFirst EIE SA(スイス)の事業承継を受けることとなりました。インスペック株式会社グループはいずれの事業も確かな事業性と成長性が見込まれ、M&Aによるシナジーも期待され、今後東京を起点としてグローバルに展開し、日本経済の活性化に大きく寄与する点が当ファンドの趣旨に合致するものとして、株式取得資金の融資を決定したものです。

今後も、当ファンドは、日本の首都「東京」を中心とする首都圏において、財務内容、ライフステージ、業種等にとらわれず、首都圏に一定の事業基盤を有し、確かな事業性を有する事業者様を対象に、私ども3者の協働により、専門的かつ的確なソリューションを提供することで、首都圏経済の活性化を幅広く支援してまいります。

案件概要および当ファンド概要等

1.案件概要等

商号 インスペック株式会社
所在地 本社:秋田県仙北市
東京オフォス:東京都港区
資本金 485,440千円
代表者 代表取締役社長 菅原 雅史
事業内容 ハイエンドAOI(パターン検査装置)・AVI(最終外観検査装置)開発・製造・販売等
事業特性 ハイエンド基板検査装置に必要とされる画像処理技術、光学センシング技術、メカトロニクス技術を全て最高水準に保有しており、世界の大手ICメーカーや精密基板(ICパッケージ基板、フレキシブル基板、ガラスマスク、TABテープ等)メーカーから高い評価を得ている。
案件取組要旨、
資金使途等
プリント基板用フォトプロッタの有力メーカーであるFirst EIE SA(スイス)の事業承継ニーズを受けて、同社株式取得資金を提供することで、当社グループの成長を支援する。

2.当ファンドの内容

(1)ファンド概要

名称 とうきょう活性化基金投資事業有限責任組合
設立 平成26年9月9日
ファンド形態 投資事業有限責任組合
ファンド総額 3,000百万円
無限責任組合員 株式会社とうきょう活性化ソリューションズ
有限責任組合員 株式会社東京都民銀行、株式会社日本政策投資銀行、株式会社リサ・パートナーズ

(2)ファンドスキーム図


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